2021年1月のオリラジあっちゃんのエヴァ解説動画をきっかけにアニメから映画まで全てを一気にみて、本日エヴァシリーズ完結話となるシン・エヴァンゲリオン劇場版をみてきました。
にわかファンなので詳しい解説はできませんし、間違っているところもあるかもしれませんが、アニメや序・破・Qの振り返りをしつつ考察していきます。
ネタバレ含みますので、まだみていない方はご注意ください。
親切すぎる導入
シンエヴァンゲリオンは、これまでの序・破・Qのダイジェストから始まります。
エヴァンゲリオンといえば、本編が難解すぎて色々な解説・考察が行われる作品というイメージだったので、親切すぎる導入に驚きました。
トウジの妹の「エヴァにだけは乗らんでくださいよ」というセリフが何故か耳に残りました。
パリでのヴィレVSネルフ
パリでのヴィレVSネルフはなかなか迫力があり、映画館で見てよかったなと思いました。
エヴァの部品をEUROネルフから補充したいヴィレVS邪魔をするネルフの構図です。
アニメには登場していなかったマリが大活躍してましたね。
エッフェル塔を武器で使ったのは笑ってしまいました。
エヴァに装備が加わっており、車のようにハンドルで操作していて技術の進化を感じました。
また、充電ケーブルがなくても特に時間制限がないようで、ここでも序から14年経っていることを実感しました。
赤く染まっている部分はL結界密度が高く、人類が住めないようです。
確かに序でも赤い海には生き物はいない設定でしたもんね。
セカンドインパクトで海が赤くなり、シンジが引き起こしたサードインパクトで陸地が赤くなったようです。
ヴィレの技術者たちがアンチLシステムを作動させて、無事パリ市内のL結界密度を下げることができました。
綾波レイのポカポカ劇場
場面変わって、シンジ・アスカ・レイの三人はトウジや委員長、ケンスケが暮らす村へと辿り着きます。
アニメではトウジが3号機パイロットに乗ってダミーシステムにやられてしまっていたので、大人になった姿を見れて本当に良かったです。
シンジは14歳のまま心も体も止まっていますが、周りでは等しく時間が流れていたのだと実感しました。
映画の前半の大部分は綾波レイのポカポカ劇場とシンジの立ち直りに費やされました。
レイが色々なものに興味を持って「これは、何?」「こういう時はなんといえばいいの?」と聞く姿はかなり可愛かったです。
破でのポカポカする綾波以上の破壊力でした。かわいい。もはや違う映画です。
見ている人たち全員がポカポカしたのではないでしょうか…。
じっくりと綾波レイがクローンから成長していく姿が描かれますが、最後はクローンなのでネルフ内でしか生きられないことを悟ります。
委員長へ残した手紙の内容も最高ですし、最後にシンジに話した内容も良かったです。
ヴンダーに戻るシンジ・アスカ
ヴンダーに戻ったシンジ・アスカ。
ここで明らかになりましたが、ヴンダーは加持が地球上の様々な種を残すために用意していたもののようでした。
また、ヴンダーに乗っている見慣れないクルーたちは元ネルフではなく加持の所属していた組織の人たちのようでした。
地球上の色々な種を残すため、と聞いて、加持がセカンドインパクト前の青い海を再現する施設にシンジたちを連れて行っていたのを思い出しました。
二重スパイをやっていた加持の本当の狙いがここで理解できたような気がします。
ヴィレVSネルフ 最後の戦い
最後の決戦の地、セカンドインパクトが起こった南極へネルフを撃つため向かいます。
ゲンドウはQでシンジとカヲルが乗っていた13号機を使ってフォースインパクトを起こそうとしているようです。
リリスやアダム、槍などがきっかけでインパクトが発生するのはなんとなくわかりますが、結局何をトリガーでフォースインパクトが起きるのかはいまいち理解できませんでした。
ゲンドウ達を止めるためにアスカとマリが戦っていく姿はかっこよかったです。
飛んできた大量の白い敵は量産型エヴァでしょうか?それともサードインパクトで浄化された世界中の人たちの魂?
式波アスカと13号機
フォースインパクトを止めるために13号機と接触しようとしてATフィールドが発動。
13号機を倒すために左目の眼帯からエントリープラグのようなものを取り出し、使徒の力を発動させるアスカ。
眼帯をしていたのはこの設定のためだったんですね。
ATフィールドを中和させて13号機と接触した時、別のアスカが現れ取り込まれてしまいます。
ここでのアスカの「オリジナルか」のセリフで、アスカもレイと同様にクローンだったことを知り、個人的にショックでした。
確かに名前も惣流から式波に変わってますもんね…。
3号機に乗った時の使徒による精神汚染でオリジナルのアスカが亡くなり、律子の技術でクローン人間として復活したのかなと思いました。
ただ、他の人の考察を見ると最初からクローン人間という考えが主流みたいですね。
ゲンドウのアディショナルインパクト
エヴァって槍とアダムっぽいものとリリスっぽいものがあればインパクトを起こせるようですが、初心者にはなかなか難易度が高いです。
裏死海文書やロンギヌスの槍など全部を理解するのはできないと悟り、そういうものだと思ってミサトさんやマリのセリフを聞き流します。
なかなか初見で全部を理解するのは難しいですよね…。
大人しく解説動画が上がるのを待ちたいと思います。
ゲンドウがユイと一緒にいられる世界を作るために世界を無茶苦茶にしようとしていることはわかりました。
どのあたりに入っていたシーンか正確には覚えていませんが、リツコが躊躇なくゲンドウに銃を撃っていてアニメとは別物なのだと感じました。
新劇場版では尺の問題なのか愛人枠がなくなっていたんですね。
メンヘラリツコは人間味があった好きだったので少し残念でした。
ゲンドウVSシンジ 壮大な親子げんか
ゲンドウの乗った13号機VSシンジの乗った初号機でマイナス宇宙の世界?で戦いが始まります。
もうマイナス宇宙の意味もわかりませんし、戦うシーンが色々なところに切り替わるのもよくわかりませんでしたが、戦闘シーンは見ていて胸が高鳴りました。
シンジがこれまでずっと避けてきたゲンドウに対して、「父さん、話をしようよ」と言った時はかなり衝撃でした。
アニメの中でも序・破・Qでもガキシンジのままで、なかなか前に進めていませんでしたが、ついにここできちんと父親と向き合うことができて本当に良かったです。
また、ゲンドウのこれまでの人生が丁寧に描かれており、ユイへの執着心が鮮明になりました。
旧劇でのゲンドウはユイの名前を呼ぶばっかりで詳しい描写はありませんでしたが、新劇では親切に描かれていました。
ネルフでは冷静沈着な司令塔でしたが、妻の死を受け入れられない駄々っ子だったのだとわかります。
ゲンドウがユイを失ってから全く前に進めていない一方で、ガキだったシンジが急成長していくという対比がよかったです。
ゲンドウが「大人になったな、シンジ」というセリフは涙なしには見れないです。
本当に大人になったよ、シンジ…。
あと、ユイのことが好きすぎてシンジには興味がないのかと思っていましたが、シンジに会わないことを罪の償いだと思っていたのだと知って嬉しかったです。
ユイが初号機に取り込まれていなければいい父親になれる未来もあったのかな、と思いました。
また、シンジに命懸けで槍を届けるミサトさんの描写も良かったです。
旧劇ではちょっと年上のお姉さんでしたが、新劇では母親として精神的に成長していたのだなと感じました。
シンジの創る新世界
何が起こっているのか正確には理科できませんでしたが、おそらくシンジが槍を手にしたことで新しい世界を創れるようになったのでしょうか。
1人ずつ救っていくシーンは、旧劇のラストから本当に新しく作り替えられたんだなと感じました。
まずはエヴァに取り込まれたアスカの救出です。
旧劇と対比するように海岸にいますが、アスカはエヴァの呪縛から解き放たれて、心も体も成長します。
ケンケンエンドやボロボロのプラグスーツにはびっくりしましたが、アスカがきちんと自身と向き合えて成長できたラストで良かったです。
カヲルくんはよくわからなかったです。司令官?加持の上司?と頭にはてなマークがいっぱいできて話に集中できませんでした…。
綾波は髪が伸びており、クローンではなく人として時間が経ったという意味の描写かなと思いました。
そして最後にエヴァのない世界を創るために槍を突き刺そうとするシーン。
シンジが自分も消える覚悟がでいるほど責任感のある大人に成長していて感動しましたし、ユイが初号機からシンジを助けて身代わりになるのも感動しました。
アニメから新劇までずっと時計の針が止まっていたゲンドウでしたが、最後にユイと一緒に消えることができて良かったのかなと思います。
ずっとユイの名前を呼び続けていたので、ゲンドウがようやくユイに会うことができて良かったです。
最後はおそらくシンジの創った新世界へ場面が移り、シンジやマリ、レイが大人になって新しいエヴァのいない世界で生きていくところで終わります。
全体を通した感想
正直、1月にオリラジあっちゃんの動画をきっかけにアニメと映画を一周見ただけのエヴァ初心者なので、映画館へ見に行かずにアマプラに出てくるのを待とうかなと思っていましたが、見に行って本当に良かったです。
確かに細かい設定は理解できなかったところは多々ありますが、何より登場人物みんなが成長する姿を見れて本当に良かったです。
特にリアタイで見てきた人たちの感動は大きかったのではないでしょうか。
シンジはもちろんのこと、綾波もアスカもゲンドウも救うことができて、こんなハッピーエンドなエヴァをみれて本当に良かったです。
シンジがお父さんに話をしようと言えたのに一番感動しました。
アニメは鬱展開で終わるし、旧劇は意味が分からないラストで終わるし、エヴァってそういうものなのかなと思っていましたが、いい意味で裏切られました。
詳しい解説は専門家にお任せしますが、初心者なりにシンエヴァを見て感じたことをつらつらと書きました。
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