これまで幾度となく海外旅行をしてきましたが、人生で一番焦ったのは関西空港のチェックインカウンターで航空券予約が姓名逆になっていることに気付いたときでした。
おそらくこの記事を読んている方はチケットの名前が間違えていることに気付いて焦っている方が大半だと思います。
実際にエアチャイナのチェックインカウンターで姓名逆になっていることに気付いてからの航空会社、代理店の対応を紹介します。
ちなみにこのときのフライトはエアチャイナの関空-上海の往復であり、HISで航空券を購入していました。
エアチャイナのチェックインカウンターで発覚
私が航空券の苗字と名前が逆になっていることに気付いたのは、エアチャイナのチェックインカウンターでした。
通常ならチェックイン前に自動チェックイン機で予約番号とパスポート情報を入れるだけでチェックインができるのですが、私の場合はエラー表示となりチェックインできませんでした。
この時点ではまさか姓名逆になっているなんて思いもしないので、友人と談笑しながらチェックインの列に並んでいました。
いざカウンターについてパスポートを渡して手続きをしていると、担当のお姉さんが曇った表情で次のように案内を始めました。

お客様、ご予約の際に姓名が逆で登録されているようです。

えっ?
自慢ではないですがこれまで30ヶ国近く旅行しており、個人手配の旅行を多くこなしてきました。
そんな初歩的なミスある…?と少し動揺しながら話の続きを聞きます。
これまでの旅行の中でこういったチケット関連のミスはなく、初めての事態に心拍数が上がりました。
HIS(代理店)発券の航空券は変更できない!?

往路のチケットは正しい姓名にこちらのカウンターで修正可能ですが、元のデータは代理店より購入されているためこちらでは修正できません。

チケットはHISで往復購入しています…。

チケット内容の変更が航空会社ではできませんので、一度代理店の方にご確認いただけますか?
お姉さんに言われるがままにHISの窓口の連絡先を必死で検索します。
しかし、この日のフライトは朝9時発であり、代理店がオープンするのは10時からでした。

ひとまず往路のチケットは正しい姓名に変更しました。
ただ、航空券の予約情報は代理店購入の場合、航空会社で変更することはできません。

ありがとうございます。
ひとまず上海には行けるということでしょうか…?

代理店発券の場合、航空券の元となる予約情報は航空会社では変更できません…。
そのため往復でチケットの名前が変わってしまい、残念ながら中国に入国できない可能性もあります。

えっ、ワロタ。

また、復路の搭乗も保証することができません。

えっ。

上海行きの飛行機に搭乗することは可能ですが、入国できなかった場合や復路の搭乗ができなかった場合でも航空会社では責任が取れません。
そちらをご了承のうえで搭乗される場合、こちらの承諾書に連絡先の記入とサインをお願いいたします。

少し考えさせてください…。
友人と二人で必死でググりました。
5分ほど調べてみると、知恵袋では航空会社の規約を引用して「名前が異なる人は原則飛行機に乗れません」と書いている人や、「何も言われず乗れましたよ!」という人など様々な書き込みがありました。
ただ、5分ほど調べた範囲では、「実際にスペルミス・姓名逆などで搭乗できなかった人」はいなさそうでした。
入国拒否のリスクを冒していざ搭乗!

このときの私に残されていた選択肢は次の二つです。
①上海で入国できないかも&復路の航空券が使えないかもしれないが、とりあえず上海行きに乗ってみる
②往復2.6万円のチケットを捨てて友人を関空で見送る
どっちも地獄ですけど、「まぁなんとかなるっしょ!」と思い、リスクを承知の上で飛行機に乗ることにしました。
名前が違っていても姓名逆くらいならいけるかなという期待もありましたが、入国先が中国だったので少し不安もありました。

搭乗します!!

承知しました。
こちらの承諾書にサインよろしくお願いします。
ちなみに承諾書の内容としては「もし搭乗して入国できなかったりしても航空会社は一切責任を負いません、自己責任ね!」といったことがかかれていました。
怖すぎワロタ…。

ちなみに入国拒否や復路に乗れない可能性ってどれくらいですか…?

そのときの空港職員や担当者によるとしか言えないので、何とも言えません…。
つまりは運ゲーということですね…。
入国できなかったらそれはそれで話のネタになるし、復路で搭乗できなかったら英語でごねればいいし最悪の場合片道1万円ほどで新しくチケット取ればいい!
自分を無理やり納得させて、無事チェックインを終えました。
入国できる?できない?緊張の入国審査
関空から上海までは飛行機で3時間弱。
短距離フライトですが、国際線ということもありちょっとした機内食をいただきました。
頭の中は入国できるか出来ないかでぐちゃぐちゃなので、正直あまり味は覚えていません。
入国拒否されたとき口論してでも入国できるように英語のフレーズを考えていました。笑
あっという間に三時間のフライトを終えていざ緊張の入国審査です。
外国人向けの入国審査の列は長蛇の列ができていました。
比較的優しそうなお兄さんの列を選んで並びます。

……。

……。
けだるそうに働くお兄さんにニコニコ媚を売る私。
人生で一番緊張した入国審査です。

here you are
そういってすべての処理を終えてパスポートを渡してくれるお兄さん!!!
無事なにごともなく入国することができました!!
ありがとう世界!!しぇいしぇい!!あざす!!
姓名逆だと問題なく入国できる…?
あっけないくらいに無事に入国することができました。
関空でのお姉さんの脅しは何だったのかと思うくらい、なんの質問もされず他の人と同じように入国できました。
また、帰国のチェックインの時は姓名逆であることへ言及さえされませんでした。
本当に人によるのだなと思います。
どんな職員にあたるかで対応がかなり違うようです。
他の方のブログなどをたくさん読みましたが、中には関所ごとに空港職員に注意される方もいらっしゃったとのこと。
確実に言えるのは、航空券予約する時はスペルミス・姓名の順番は気を付けようということです。
今回私は姓名逆転していることに気付いたのが空港だったのでそのまま強行突破しましたが、もし出発前に気付いたのなら代理店に相談していたと思います。
ちなみにHISだと出発の数日前まではマイページから予約変更ができそうでした。
旅行慣れしている方でも、予約時や出発の数日前にはきちんと確認しましょう…!
いい勉強になった旅行でした。
少しでも参考になるとうれしいです。
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