海外旅行、特に東南アジアで心配なのが下痢・腹痛だと思います。せっかくの楽しい旅行もおなかを壊してしまっては楽しさ半減です。
しかし、生ものを避けたり衛星が良くないところでの食事を避けたとしても、旅での疲れやストレスから下痢になってしまうことは多々あります。(私はエジプトに行ったときに帰りの機内食のサラダで食あたりになりました…)
それに、せっかくの海外旅行。現地の屋台などローカルな食べ物にも挑戦したいですよね。
そもそもなぜ下痢・腹痛になるのか
海外旅行で下痢になる最大の要因は「日本が清潔すぎる」からです。我々の体には免疫がないのです。
どこでも水道水を飲める国は世界でも数少ないです。食事していてハエが寄ってこない国はもっと少ないのではないでしょうか。
一方、海外、特に東南アジアなどでは上下水の整備が整っているところは少ないです。基本的に水道水は飲めません。
そのため、旅行中は必ずミネラルウォーターを買う人がほとんどだと思います。
しかし、飲み水に気を付けることはできても、食事に関しては現地の水を避けることはできません。

野菜を洗っている水、食器を洗っている水、肉を煮込んでいる水、すべて現地の水が使われています。現地で暮らす人は毎日口にしているので耐性ができますが、旅行で訪れる人は抗体を持っていません。
しかも、旅行中は普段よりも疲れやすく、免疫力が弱っているため余計に菌への抗体がない状態です。
普段清潔すぎる日本で生活している私たちが海外でおなかを壊すのは仕方ないのです。
(もちろん食事をするところをきちんと選べば下痢を避けて旅行することはできます)
海外で下痢・腹痛になったときの対処法
では、いざ海外で下痢・腹痛になったときはどうすればいいのでしょうか。
日本から持ってきた薬を飲む
海外旅行の時、常備薬を持っていく人が多いと思います。
正露丸、ストッパなど日本から持ってきた薬を飲んでみましょう。
軽い下痢であれば、一回薬を飲んでおさまることがほとんどです。ひとまず、1回分薬を飲んでみて様子を見ましょう。
普段からおなかを壊しやすい方や脂っこい食事ですぐに胃もたれをしてしまう方などは日本から飲みなれた薬を持ってくるのがベターです。
超おすすめ、現地の薬を飲む
あまりにもひどい下痢の場合、バクテリアなどの細菌が原因であることが多いです。そういったケースでは、日本の正露丸やストッパなどの下痢止めの薬を飲んでも効果がない場合があります。
細菌が原因でおなかを壊していると、日本の下痢止めを飲むと菌を体内に抱え込んでしまうため逆効果になってしまいます。おなかの中の細菌がいつまでも体から出ることなくとどまってしまい、なかなか治らなくなります。

こういった下痢に一番効くのは現地の薬を飲むことです。現地の薬を飲むと本当に一発でなおります。タイ、フィリピン、ミャンマーで腹痛で苦しい思いをしたことがありますが、正露丸で治らない腹痛も、現地の薬局の薬ですべて治すことができました。
やはり、その国のよくある腹痛に効く薬が現地にはあります。日本から持ってきたものよりもピンポイントで効くのでおすすめです。
日本では抗生物質を手に入れるには医者の処方箋が必要となりますが、海外の薬局では処方箋なしでも買えるところがあります。
薬局に行っておなかを壊している旨を伝えると、薬局の方が薬を用意してくれます。値段は国にもよるかと思いますが、ミャンマーで購入したときは3日分で100円ほどでした。東南アジアだと安価で手に入ると思います。薬局は街の至る所にあります。
ガイドブックの指差し会話やgoogle翻訳を使えば誰でも伝えることができます。
本当に治らない時は病院に行く
海外で病院に行くのはなかなか腰が重くなりますが、これが一番手っ取り早く安心な方法です。
海外保険に入っている場合キャッシュレスでいけることもあるので、病院に行く前はご自身の保険をよく確認してください。
点滴をしたら一発でなおります。
現地の病院に行くのはかなりハードルが高いと思いますが、我慢して苦しい思いをするよりは一度病院に行って治してしまう方がいいです。
最後に
最後になりましたが、下痢の時はどんなにつらくてもお水をたくさん飲むことを強くおすすめします!
というのも、下痢の時って無意識のうちにいつもより水分が体から抜けて脱水症状に陥りやすいんです。水を飲むのでさえ辛いくらいの腹痛のときもあるかもしれませんが、水分はできるだけ取るようにしましょう。
脱水症状に陥ると、頭痛などの他の症状も合わせて引き起こしてしまうため、さらにつらくなります!
下痢にならないのが一番ですが、もしなってしまったときの参考にしていただければと思います。
Profile
大学時代に1年間休学して経験したセブでの長期インターンや海外旅行の話がメインです。
生まれも育ちも京都ですが、「ぶぶづけいかがどすか」はさすがに言わないです。Twitterで京都人ネタがバズるたびに何ともいえない気持ちになります。詳しいプロフィールはこちら